ギロッポン!? にゃんにゃんメトロポリタン!!

 先日、国立新美術館で催されている『メトロポリタン美術館展 ~西洋絵画の500年~』という企画展に行ってまいりました。平日の夕方前という、比較的空いているであろう時間帯を狙って行ったのですが、予想外の盛況ぶり。なんせ六本木という土地柄のせいでしょうか、社長とホステスみたいなペアがいっぱいました。

 同展ではセザンヌ、シスレー、ドガ、ゴッホ、ルノワール、ゴーギャン、モネといった印象主義~ポスト印象主義のビッグスターの作品も展示されていたのですが、古典(ルネッサンス〜ロココ)の作品の方にお客さんがいっぱい集まっている感じがしたました。特に多くの観客を集めていた作品は、エル・グレコの『羊飼いの礼拝』と、ルカス・クラナーハ(父)の『パリスの審判』の2作品でした。

 これは印象主義以降の作品は、日本各地の美術館にも結構な数の作品がコレクションされているので、見ようと思えばコンビニエンスに鑑賞できるという心理が影響したのでしょうね。逆に古典の方は、ストーンズ来日ドームツアー的な、超大物外タレに対する高揚感と同じような感情を想起させたのでしょう。社長とホステスさんペアが多いのも〝古典〟=〝超大物外タレのドーム公演〟と解釈すれば合点がいきますね。

 なんせ、古典絵画を鑑賞するには、その画題の元ネタになっているギリシャ・ローマ神話や、旧約・新約聖書の教養がないと、何が面白いのかさっぱりわからないと思うのですが、クラナーハの様なフランドル派~北方ルネサンスや、グレコのマニエリスムの画法は、元ネタを知らなくても、ビジュアルのインパクトだけでも十分に面白いのでしょうし、古典の教養があるオジサンにとっては、若い女性にウンチクを語れるという美味しいおまけ付き。小生も今後のデートの参考にさせてもらおうと思った次第です。あっ、どうも岩崎(男)です。

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