部屋の中をモフモフした生き物がウロチョロしている姿を見ると、不思議な感覚に襲われることがあります。また、私と一緒にご飯を食べたり、ベットで一緒に寝ている姿を見ると、やはり不思議な感覚に襲われることがあります。
猫の飼い主の皆様なら、この様なトリップ感 ~通称〝にゃんにゃんトリップ〟~ を1度や2度は感じた事があるのではないでしょうか。
このトリップ感(または錯覚)は、一体どのような心理的メカニズムに起因するのだろう? と、夜も寝ないで考えてみたのですが、『モフモフの生き物が人間の生活域に存在する → モフモフの生き物が当たり前のように人間(様式)的な生活をしている → モフモフなのに人間的 → その存在感はまるでキャラクターの様だ → キャラクターが存在しいている → つまり私は、ファンタジーの世界に迷いこんだ?』という無意識下のスキーム(特に「ファンタジー」という言葉)、これこそが〝にゃんにゃんトリップ〟発動のトリガーになっているのではないでしょうか。
猫は喜怒哀楽の表現がはっきりした生き物です。そこにはもちろん、感情や心が備わっています。好き嫌いの主張もはっきりします。そこにはもちろん、意志が備わっています。つまり猫は、単にモフモフしていて可愛い、というだけではなく、(ショーペンハウアー的な表現をするならば)〝高位のイデア〟を内在した生き物と言えるでしょう。モフモフしてるのに高位のイデアを有する、そんなところが、また猫をファンタジーっぽく感じさせる(もしくは、化け猫伝説の原因になる)理由なのでしょうね。あっ、どうも岩崎(チャーリーの飼い主)です。
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