数日前の夜のことなのですが、私は私の不注意により、ベッドの土台部分のフレームに、思いっきり脛をぶつけてしまいました。いわゆる『弁慶の泣き所』というやつです。
アザになるほど思いっきり脛をぶつけ、夜の夜中に「ホンゲェ~」と叫びながら七転八倒しておりますと、お布団の中で寝ていたチャーリーが、ヒッコリとお布団から出てまいりまして、屍化した私の隣をヒョコヒョコと横切って行きました。
私はその姿を見て、再び「ホンゲェ~」と叫んでしまいました。
何とチャーリーが、足を引きずって歩いているではありませんか……。
どの足が痛くて「どの足」が「どの足」をカバーしているのかは分かりませんが、とにかくヒョコヒョコと足を引きずりながら私の隣を通り過ぎ、チャーリーはご飯を食べに行きました(ご飯はいつも通りにモリモリ食べていました)。チャーリーは常日頃から私に全身を揉みしだかれ、ナデナデされていますから、痛い箇所があれば私はとっくに気がついているはずなのですが、その様な兆候はまったくございませんでした。
X(旧Twitter)や、Instagramでチャーリーをウォッチングされている方ならお気づきでしょうが、高齢猫(さらにデブ)のチャーリーは、普段から歩き方はヨボヨボのボテボテです。しかし、ここまで明白にヒョコヒョコと足を引きずって歩いている姿は、20年弱の人生(というか猫生)で初めてです。私は自分の脛に湿布を貼りながら、明日はチャーリーを獣医さんの所に連れて行かなければ… と思っていました。
心配な夜が過ぎ、朝をむかえ、チャーリーに朝ごはんを食べさせようとしたところ、チャーリーは足を引きずることなく、いつも通りにヨボヨボ、ボテボテと歩いています。朝のポーチパトロールも普段通りにヨボヨボ、ボテボテと歩いています。一夜明けると普段通りの日常が戻ってきたのです。
あの夜の出来ことは、一体何だったのでしょうか? 無理矢理に合理的な解釈をするならば「長年人間と生活を共にしてきた猫の、高度な共感能力」とでも言えるのかも知れませんが、スピった解釈をするならば「神獣化(もしくは、化け猫化)した猫の感染呪術」と言えるのかも知れません。
いずれにせよ、私の脛のアザは、今でもズキズキ痛んでおります。あっ、どうも岩崎(チャーリーの飼い主)です。
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