なんで毎日二日酔いなんだ!? という永遠の謎をビールでも飲みながら解明してやろうと考えてます。あっ、どうも岩崎(♂)です。
最近暖かくなってきた所為でしょうか、ビールがやたらと美味しいです。因みに冬は乾燥しているからビールがすこぶる美味しいです。
冬の間中、主に布団の中で寝て過ごしていた老猫チャーリー(15歳)が、暖かくなるにつれ活発に行動する様になり、朝の5〜6時位からにゃんにゃん運動会を始めます。起こされた僕は運動会に付き合わなければなりません。運動会に飽きるとチャーリーはさっさと二度寝します。僕は3時に寝て10時に起きる生活を基準としているので、早朝運動会が終わったら僕も二度寝する事になるのですが、バッチリ目が覚めてしまった僕はビールを飲んでから二度寝します。今のところ何で毎日二日酔いなのかは謎のままです。
さて、今回ご紹介させていただく本は、僕の様なビールLOVEの人間にぜひとも読んでいただきたいエリー・アレグザンダーの【ビール職人の醸造と推理】(東京創元社)という本です。
【ビール職人〜】はアメリカ北西部のレブンワースという村を舞台にしたミステリーなのですが、日本の本格派ミステリー(新本格派も含む)に比べると犯人探しに関してはかなりサッパリとしていてバドワイザー並みの薄味です。日本で村を舞台にしたミステリーですと、例えば【八つ墓村】の様に「村の因襲」や「血の呪縛」等、ドロドロしたテーマがクローズアップされがちですが、【ビール職人~】は登場人物が軒並みいい人だらけで喉越しスッキリです。
それでは【ビール職人~】の何が面白いのかといえば、ビールに関するウンチクです! ビールを愛していながら、僕は今の今までビールの製造過程など気にした事はありませんでした…。何も考えずにガブガブ飲んでいましたよ! ホップの選び方や濾過の方法に関するウンチクなんてのは、一杯飲みながら読んだらより一層美味しく飲めますよ〜。ドロドロした暗い世界観より、美味しく飲むにはサッパリとした後味が大切なのだな〜 と悟りました。
後、アメリカってこんなにポップな感じでクラフトビール工場(規模の大小を問わず)をじゃんじゃん作っちゃっていいんだと感心しました。日本でビール産業に新規参入しようなんて考えたら、役所や面倒くさい大人とかが出てきて、何かスゲーごちゃごちゃしそうですけど…。
それでは最後に、洒落た事の一つでも言いたいので【ビール職人~】に書かれていた諺(どこの国の諺かは知りませんが)を一つ。「美しいかどうかはビア・ホルダー(飲み手)が決めるんじゃない。ビルホルダー(見る人)によって決まるんだ」
って事でカンパ〜イ!
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