　僕はポッドキャストを聴きながら仕事をする事がよくあるのですが、先日【東京ポッド許可局】を聴きながら粛々と作業をしていた時に『里言葉』というワードが耳に入ってきて、ピピ～ン!! と、あるエピソードを思い出しました。

　それは数ヶ月程も前の事でしょうか…。馴染みのお寿司屋さんで、軽る～く腹をこしらえた後、もう1～2軒くらいヤッつけに行こうか‥ なんて思案していた時の事です。

　店の親爺さんから「今夜はのぼんの!? くだんの？」なんて聞かれた事がありました。

　最初は何を聞かれているのかさっぱり判らなかったので、リアクションを取る事ができなかったもんですが、親父さんと会話をしていてのニュアンスから推測し、 “ここは元々が花街だった坂道の繁華街、主にご年配の方々は、坂の上の方に遊びに出るのを「のぼる」、下側に遊びに出るのを「くだる」と表現する習わしがあるに違いない！” と気がつきました。

　その時には『里言葉』というワードに馴染みがなかった僕ですが、あの時、寿司屋の親父さんが使っていた「のぼる」や「くだる」みたいな表現が里言葉ってやつなんだろうな～と、仕事の手を休め、一人納得したもんです。あっ、どうも岩崎（男の方）です。

2021.04