紙媒体の仕事をしていますと、ラフやネームが送られてくるので、どうしても紙の資料がいっぱいになります。いらなくなった資料は、基本的には裏紙としてメモなどに使う様にしているのですが、それだけではなかなか使いきれるものでもありせん。そこで僕は裏紙の有効利用を考え、ある一つの遊びを思いつきました。
それが『自分文庫』です。
自分文庫とは、著作権が切れた小説や書籍のテキストを公開しているネットサイト(青空文庫とか)からファイルをダウンロードしてきて、そのテキストを自分でレイアウトや組版しなおし、ノンブルを入れてプリントアウトし、紙半分を1ページとして設計しているからプリントした紙を半分折りにし、背をクリップなどでまとめ1冊の読み物を作るというサスティナブルな遊びです。
作るときのポイントとしては、まとめる時に、どの紙がどのページか分からなくなるので、やはりノンブルは入れておいた方がいいです。後は、最後に背をクリップでとめるから、背側の空きスペース(ノド)は20mmは欲しいです。
自分が好きな本の著作権が切れているのなら、自分で好きな様に自宅で製本するという、画期的でサスティナブルな発想をしてしまった自分のノイローゼ感が恐ろしくもありますが、地球には優しいですし、時間潰しにはとてもラグジュアリーな遊びではないでしょうか。あっ、どうも岩崎(男の方)です。
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