こんにちは。酒井です。
子どもの頃から、僕は常にヘッドフォンをしていました。イヤホン(正確にはイアフォンだと思うのですが) も然りです。家のなかでも塾の行き帰りでも、音がないとダメなんです。
一度、親父に取りあげられて慟哭に喘ぎました。親父としては会話ゼロが耐えられなかったのでしょう。でも僕は、すぐさまドンキに駆け込み、新しいヤツを買いました。
皮肉にも、そのせいで耳がバカになり……四六時中爆音に晒されていると、聴こえる音域が限られてくるんですよね…… 音の良し悪しは判らなくなりました。
そんな僕がヘッドフォンのレビューをします。
(↑いちばんしたがSolo3)
大人になった僕が最初にかっこいいと思ったのが、モンスターのBeatsです。デザインもいいし低音も効いているので、お気に入りでした。
しかし、Appleとモンスターの間で起きたゴタゴタが僕をしらふにしました。
ざっくり説明すると、金が絡んだオトナの事情ですが。ドンビキです。その感情論だけではありません。余波が決定打。
Appleという巨大企業に取り込まれたことで、Beatsは瞬く間にメジャーになりました。電車のなかでも、あの『b』のロゴがカブるようになり、気恥ずかしさを覚え始めたんです。
もう、使えない……。
そうなってからはイヤホン難民になり、落ち着いたのがSHURE SE535。バカ耳のくせにリケーブルを繰り返し、そいつが理想形になったときには本体+ケーブルで10万円超えでした。
ハイレゾにも興味を持ってしまい、音源自体の買い直しは勿論、4極バランスケーブルやら変換アプリやらポタアンやら。『音』のために使った額に目眩がします。
それらすべてが、またしてもAppleによって無に帰されます。
iPhoneから、イヤホンジャックが消えたんです。
(*変換用のLightning – 3.5mmヘッドフォンジャックアダプタは付属しています)
「だったら機種変しなきゃいいだろ」と思われるでしょう。だけど僕、散々ディスっておきながら、根っからのAppleマニアなんです。
iPhoneX、買っちゃいました。
しかも悪いことに、AppleStore銀座店で買っちゃいました。
ついでに保護フィルムも、と頼んだら、あのニコやかなTシャツ店員さんが「貼ります」と言いだした。2階に誘導されると、壁一面がヘッドフォン/イヤホンじゃないですか。つい手に取っちゃいますよ。つい買っちゃいますよ。
BeatsX、サイコーでした。
iPhoneとの相性が、とにかくいい。Bluetooth簡単接続。いちいち本体を出さなくても電話がとれるし、音量調節もできる。「ワイヤレスだから」と懸念していた充電の持ちも、夜まで余裕です。
バカ耳にも判るクリアな音質、ベースラインの響き。あのリケーブル期はなんだったんだ。
味をしめた僕が次に手を出したのが、Beats Solo3です。
コレ、結論から言って、ダメでした。
低音、弱っ。耳の骨、痛っ。重っ。あと、蒸す。暑い。
耳の骨に関しては個人差があると思います。左右の長さ調節はできるんですが、湾曲の締めつけは変わらないので、僕の頭には合いませんでした。眼鏡の蔓が押しつけられます。
『BeatsX 高評価』のレビューだけすればいいんですけど、敢えての『Solo3 低評価』でした。
相変わらず電車のなかでカブるけど、それを気にするのはやめました。
関係ないけど、BeatsのCMはベッキーさんご出演なんですね。
あの乙女の曲も聴くんだろうか。
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