『デッドプール2』のレビュー。

オタメンディ!リズです♪

『デッドプール2』は未だ公開中ですが、出遅れ感満載のレビューです。前作から監督が交代していたんですね。気づかないくらい、あのノリのままでしたw

前作でメガホンをとったティム・ミラー監督は『ターミネーター(2019年公開)』を撮影中のようです。シュワルツェネッガーは元気だね。

今作の監督は、『アトミック・ブロンド』のデヴィッド・リーチ。


女子の間では、バットマン派(DC) かスパイダーマン派(MARVEL) かで、異性の好みが判ります。大金持ちで憂いを帯びた大人の男性か。青臭くてヤンチャなイマドキ青年か。

わたしは、どっちかといえば後者です。だけどもう〝俺ちゃん〟の愛おしさは他の追随を許しません。


ストーリーだけを説明すれば、わりと切ない。その切なさをメタ発言とオマージュで払拭し、まったく深刻にしません。快いです。


さて。ウルヴァリンで始まり、ウルヴァリンで終わった2。ネタバレなしではレビューできません。ブラッド・ピットの使い方が最高ww


以下、ネタバレ注意。


ポイント1。『アナ雪』に全力で喧嘩を売っています


ハイ。今回は序盤で、恋人・ヴァネッサとの別れがツライ。それでも、テンポは全く落ちません。

元ネタを知らないと「?」なシーンは、あとでググってください。〝ダブステップ〟もね。

「?」といえば、タイムトラベラー・ケーブルの登場シーン。ちらっとマット・デイモンが登場している、が、これは気づけない……ブラピ(バニッシャー/透明人間役) ほどのインパクトはない。殺されなかったことに「?」となって、調べて納得。

よし。雪だるま、つくろう!


ポイント2。ファミリー押し

ミュータント少年・ファイヤーフィストとの関係は、やや感傷的。刑務所内でのシーンが展開のキー。人間らしく、癌患者として過ごすデッドプールが作品のコントラストになります。

とにかく衝撃的に笑えるのが〝最強鬼ヤバヒーローチーム『X-フォース』〟結成の顛末です。面接から解散(?) までの所要時間に「嘘だろっ?!」ってなります。

メンバーで普通のオッサン・ピーターがイイ奴過ぎて悲しくなっても、伏線として捉えてください。ありとあらゆる伏線がキッチリ回収されるので、最終的にはスッキリします。

新キャラのなかで際立っているのがドミノ。〝運がいい〟という能力で、めちゃくちゃスタイリッシュな女性です。まさにドミノ倒しのように幸運の連鎖が起きます。ピタゴラスイッチの要領です。

彼らとの関係を「ほら、ファミリーだろ」と言いたがっていますが、コレは不要だった気もする。ヴァネッサとのやりとりがウェットなので、ギャグパートとの折り合いをつけるため、ですかね。


ポイント3。〝第四の壁突破〟について

俺ちゃんの〝なかのひと〟であるライアン・レイノルズが本人役で出ています。出演作『グリーン・ランタン』の脚本を手に「大作に出られるぞ!」と喜んでいると、タイムトラベルしてきた俺ちゃんに始末されるw

でも、あの作品で奥さん(『ゴシップガール』のブレイク・ライブリー) と出会ったんだよなって、ツッコミたくなる。

そういう楽しみ方をできるネタが、随所に散りばめられています。

「いまのカット、スローで撮った?」的な発言、画面ごしに観客に話しかける演出、どれもが功を奏していました。


ポイント4。繰り返すうちに可笑しくなる〝天丼〟がキレキレ

個人的に好きだったのは、ブラック・トムの扱いでした。囚人のボスで、悪役。護送車が襲われたときに〝なんらかの活躍〟をするのかと思いきや……。モブなのかっていうと、そうでもなく。

やたらと俺ちゃんが彼の名前を出すんだよねw (ただし、トムの部分はウロ覚え)


前作から引き続き登場の、一般人代表たち(ウィーゼル、ドーピンガー、ブラインド・アル) が出てくると安定感があるし。2時間が、あっという間でした。

忽那汐里さんが演じるユキオも可愛かった♪ 彼女『KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV』が声優としてあまりにアレで、アレだったんだけど。実写で英語だと自然ですね。


全編通して、いろんなキャラの出し入れが絶妙、伏線回収バッチリ、爽快感満載、です。

身も蓋もないけど。レビューでは説明しにくい面白さなので、映画館へ!

Subcelebrity Race ~サブセレ

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