「最近、何聴いてる?」と質問された場合、多くの人は、お気に入りのミュージシャンや音楽ジャンルを答える人が多いのではないでしょうか。中にはラジオ番組やポッドキャスト、噺家さんの名前なんかを答える人もいる事でしょう。
私は最近何を聴いてるのか?
私は最近(というか、コロナ禍以降)、YouTubeで雨の音や、川のせせらぎを聴いています。
もちろん、雨のシーンなら何でもいいというわけではありませんし、川ならどこの川でもいいというわけではありません。そこにもやはり好みのサウンドやシーンは存在します。
別に私は、スペシャルにオーガニックな思想を持ち合わせているわけではありませんし、ネイチャーな空気感が好きなわけでもありません。
では何故、そのようなサウンドを聴いて過ごしているのか?
それは『心を揺り動かされるのが辛い』からです。
私はある時期から、心を揺さぶられる音楽や映画、ニュースやスポーツなんかの鑑賞を徐々に辛く感じる様になり、今ではすっかり無理ゲーになってしまいました。しかし(少なくとも、私は)雨音や川のせせらぎでは、静寂さは感じても、心を揺り動かされることはありません。
私は、ただただ静寂な生活リズムを求める様になってしまいました(今ではおかげさまで、まったく心に響かない様なショートムービーや、B級バカホラー映画は嗜める様になりました)。
それはニヒリズムでもないしペシミズムとも違うのですが、おそらく、私のような人は今後増えていく、と私は考えます。何なら、「まだ音楽なんて聞いてるの?」という時代はもう来ているのかもしれません(実は雨音や川のせせらぎを聴いていると、そこにも和音やアンサンブル《ようは、限りになく音楽に近いもの》があることに気がつきますが)。実際、ネイチャーサウンド系のYouTubeチャンネルはけっこう多いです。あっ、どうも岩崎(チャーリーの飼い主)です。
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