ブーム到来!? にゃんにゃん無名画家!!

 昨年末、三菱一号館美術館で開催された『イスラエル博物館所蔵「印象派・光の系譜」展』に行ったことをtwitterで軽くつぶやいたところ、フォロワーさんからコメントをいただいたので「レッサー・ユリィがオシャレで良かったです」的な返信をしたのですが、昨夜、山田五郎さんのYouTubeを見ていたら、今、日本のアートファンの間でユリィブームが来ているっていうじゃないですか!! 「突如話題になった無名画家」「人気総取り」なんて紹介されている有り様です。

 こうなって来ると、うるさ型のファンがごちゃごちゃ言い出すので、後出しジャンケンとか言われるのが嫌なので、なぜ僕がユリィが良いと思ったのかを早めに発表しちゃおうと思います。

 同展ではユリィの『冬のベルリン』と『夜のポツダム広場』が展示されていたのですが、僕が両作品共にグッと来たポイントは、まるでフランス映画の1シーンを切り取ったかの様なオシャレな雰囲気に尽きます。同展ではセザンヌ、コロー、ピサロ、モネ、ルノワール、ゴッホ etc…が描く田園風景画や、ゴーガンが描く民俗的絵画がプッシュされていたのですが、その中においてユリィが描いてる都市の風景が、よりスマートな都会の感じを醸し出していて、他作品より強く印象に残ったというのもポイントなのではないでしょうか。

 細かい技術論や時代背景などはさておいて、まずはオシャレ感を楽しむというのもアートの楽しみ方の一つだと思います。あっ、どうも岩崎(男)です。


※お若い方の中には山田五郎さんを知らないという方もいるかもしれないので、簡単に説明させてもらいますと、元々は講談社の編集者(主にファッション系)をされていて、フリーになってからはバラエティ番組などに出演しつつ、美術評論や時計の評論をしているというおもしろオジサンです。みうらじゅんさんとの下ネタの掛け合いは抜群に面白いです。

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