永劫回帰!? にゃんにゃんタイムリープ!!

　ついこの前年が明けたと思っていたら、すでに10月になっていました。この時間の推移は何かがおかしい？ と思う人も多いのではないでしょうか。

　時間の推移は〝移動〟らしいです。A地点からB地点に移動する、その分時間は進んでいる、という事のようです（B地点からA地点に戻っても、なぜ時間が戻らないのかは謎とのこと）。

　私は1年のうち350日は徒歩圏内でしか移動していません。しかも、ほぼ自宅で過ごしているという有様です。

　移動しない私と、移動している他者。この二者の間では時間の流れの速さが違うという仮説が成り立つわけですが、時間の流れが一定でないとしたら、私はカレンダーの進み方と比例していない時間の中で生活しているのかもしれません。チャーリー（雄猫／19歳）の若さの秘訣は、主体である私の時間の流れにポイントがあるのかもしれないのです。

　ちなみに、時間の神クロノス (Χρόνος) と、巨神族（ティーターン）の王である農耕神クロノス（Κρόνος）は発音が一緒なので混同されがちです。事実、多くの人が混同しています。ショーペンハウアーも『意志と表象としての世界』の中で「時間においては、一瞬、一瞬はいずれもそれに先立つ一瞬を殺すというかたちで、つまり自分の父を殺すというかたちのみで存在し、そういう一瞬もまた次の一瞬によって同様にたちまち殺されてしまうのである」と言ったもんですが、実は時間の神クロノスはティーターンの父王（ウラノス＝天空）を殺していません（父王殺しの犯人は農耕神の方）。冥府に幽閉もされていません。時間は冤罪だったのです。すなわち、時間は自由です。あっ、どうも岩崎（チャーリーの飼い主）です。