漱石の “ 厚揚げ ”

 ここ最近は、暑くもなく、寒くもなくで、散歩をするのには大変に良い季節になりました。ただ、毎日同じ道を回る(通称パトロール)のも面白くないので、僕は何パターンかの散歩コースを作っております。あっ、どうも岩崎(♂)です。

 天気が良いと仕事そっちのけで、散歩もいつもより遠出になってしまう〜! なんて時がございますが、今日は正にそんな散歩日和でございました…。

 市谷柳町の交差点を早稲田方向に10メートルばかり進んだ所に、住宅街に入っていく小道がございます。これが一車線だけの本当に細い道なのですが、漱石にゆかりがある土地なのでございましょう「夏目坂」なんぞと呼ばれております。

 住宅街でございますので、これといったお店なども少ないのですが、「漱石山房記念館」なるハコモノへの近道になっている様でございます。

 この小道を若松町方面に300メートル位進むと「有島武郎旧居跡」の看板がございますが、現在は大層瀟洒なマンションに建変わっております。

 そこからさらに2~3軒先に進みますと、時代から取り残された様な小さなお豆腐屋さんがございます。爺様婆様の老父婦で営んでおります様で、前を通ると爺様が店中でふんわりと座っていたりします。

 夏目坂コースを散歩する時、僕はこのお豆腐屋さんで厚揚げを2丁程買って帰るのでございますが、この厚揚げを僕は勝手に「漱石の厚揚げ」と名付けちゃいました。

 勿論、晩酌のお供にするわけですが、半分に切って炭火で炙ってみますと、焼きたてのパンの様にふっくらと焼き上がるのです。他の厚揚げでも試してみましたが、今のところ「漱石の厚揚げ」が一番ふっくらと焼き上がります。

 こんがりときつね色が着きましたら、たっぷりの鰹節と刻みネギをぶっかけまして、生姜醤油で「ガブリッ」と齧り付きます。 う~ん熱々~っ! すかさず冷酒をキュッと一口。これはもう至福の味でございます。

 この美味しさを誰かに伝えたい! と思いまして、誰に伝えよう? と周りをキョロキョロ見渡しますと、チャーリー様がお食事の途中でございました。一応のご説明を試みたのですが、当家の「吾輩」には猫に小判、全く伝わらなかった様でございました。

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